私たち地球で生きる生き物にとって、水は原点です。
私たちの体の6割は水分でできており、飲み水や食べ物として摂取されるのはもちろん、洗濯などの生活用水から農業や工業といった産業まで、水は幅広く利用されています。その水が汚染されることを水質汚濁と言います。
川・湖沼・海等には通常、自浄作用があります。
しかし、工場や事業所等からの排水や、家庭からの生活排水、油などが流入すると、自浄作用の限界を超えてしまい、水が汚れたままになってしまい、汚濁が進んでしまいます。このような状態になることが「水質汚濁」と言われています。
河川・湖沼・海で汚染が起こるため、飲料水としての直接的摂取や、汚染された魚などの水中の生物の摂取により、健康被害を及ぼす可能性があります。
また、さらに発展すると産業に影響を与える可能性も出てきます。
私たちは生きていく上で欠かせない大切な水を、人々の生活様式の変化、産業活動の発展により、自分たちの手で水質汚濁しているのです。
水を大切にする、無駄遣いをしないといった、身近にできることから行っていけば、水質汚濁の被害も防いでいけるのではないでしょうか。