土壌汚染対策商品オイルゲータ―

オイルゲーターの特徴

オイルゲーターの特徴

  1. オイルゲーターは綿花セルロース(100%自然)に十数種類のバクテリアと栄養剤がふくまれ、親油性が高く、油の吸収力は抜群です。
  2. オイルゲーターに含まれるバクテリアは、主として鉱物油及び動植物油を吸収分解します。地表(舗装面及び非舗装面)や構造物の床面に流出した油や土壌にこぼれた油の吸着分解に最適です。
  3. 保持力に優れ、吸収した油は繊維内部に固定され、再浸出しません。
  4. ガソリン等の揮発油も吸収し揮発を抑制しますので、爆発事故の防止に役立ちます。
  5. 油を吸着した後は、通常の焼却炉によって低温での焼却処分が可能です。
  6. 埋め立て処分した場合、バクテリアによる分解処理により、吸収した油を4〜6ヶ月で水と二酸化炭素に分解します。また吸収剤自体も約6〜10ヶ月で生分解します。
  7. 油で汚染された土壌の改良にも適用できます。油泥の分解処理にも使用が可能。米国石油業界他多くの場所で油汚染土壌のバイオレメディエーションに使用されています。

オイルゲーターの取り扱い方法

オイルゲーターの取り扱い方法

これまで油流出事故の際には油吸着マットや油吸着剤(ジェル化剤)、中和剤等が使用されてきましたが、時間の経過と共に油が再浸出してきたり、吸着したものを燃やすと黒煙や有害物質が出たりという問題がありました。

オイルゲーターは水も吸着しますが、油分が存在すれば吸収した水分を排出し、油分のみを取り込みむため再浸出することはありません。また、オイルゲーターは数十種類の鉱物・動植物油を分解する微生物を含有していますので、吸着した油分を二酸化炭素と水に分解してしまいます。

従ってオイルゲーターがあれば、流出した油による土壌や地下水の汚染を防ぐ事が出来ます。

使用対象による処理方法

コンクリート面での油の流出、又は油汚れに対して

使用適用場所
滑走路や整備場、また給油施設当の床部分。コンクリートやアスファルトの舗装路面での油流出に使用。
処理方法
流出した油に直接オイルゲーターを散布し、2〜3分経ったらデッキブラシなどで、擦って吸着剤を掃き集めてください。
油が古く染み付いたコンクリート面には、水で濡らしてからオイルゲーターを散布し、4〜5分したらデッキブラシの様なもので擦って下さい。
後は塵取りの様なもので回収し焼却処理するか、または、近辺の植込部に放置し水を掛けておいて下さい。自然分解します。

土壌面での油流出事故に対して

使用適用場所
汚染されている土壌面、田畑、道路面、芝生面等に使用。
処理方法
油汚染されているが、油吸着マットを使用できない所ではオイルゲーターを汚染された個所に直接散布した上で、十分水を撒いてください。
油を取り込んだオイルゲーターは水と酸素を餌に活動し、分解してゆきます。汚染面の土を掘り返したり耕す事が出来れば、さらに効果が増します。
数ヶ月で油が分解され、土壌や地下水の汚染が避けられる事が他の吸着剤等と大きく異なる特徴です。

海面や油流出事故に対して

使用適用場所
汚染されている沿岸(岩礁、海岸、砂浜)及び河川の岸辺にて使用。
処理方法
浮遊している油に対しては、やや多めのオイルゲーターを散布してください。油を吸着したオイルゲータの回収には、金網や魚網を使う方法があります。
岩礁地帯や海岸、砂浜、岸辺等油がこびりつくような所、通常の油吸着マットが使用できない所で威力を発揮します。
こびりついた油に散布し放置しておいても、油を取り込み数ヶ月でCO2と水とに分解してしまいます。

オイルゲーターの使用方法

オイルゲーターの使用方法

  • 流出した油類に直接散布して下さい。
  • 風が強い時は散布前に水で練ってから油にかぶせる様に撒いてください。
  • 雨の日でも粉のまま油に散布して下さい。
  • コンクリート面等で油が流動する恐れがある場合、油を囲うようにオイルゲーターで土手を作って下さい。
  • 芝生や土壌面の油には、オイルゲーターを散布したままで放置してください。
  • 吸収した油は土中に埋めて置くと自然分解します。
  • 油が吸着したオイルゲーターはデッキブラシで集めて下さい。
  • 静電気による帯電はありません。

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